偏差値38の高卒が有名通信制大学を最短4年で卒業

20代後半で通信制大学を卒業し大卒になりましたが…学歴コンプレックスは解消されず

通信制大学を選ぶときに一番重要なのは「目的から逆算すること」

通信制大学は、働きながら学位取得を目指す社会人や、時間・場所の制約を抱える多様な学習者にとって、有効な高等教育の選択肢である。しかしその一方で、大学ごとに設置目的や教育設計、対応資格、学問領域の幅に大きな違いがあるため、「とりあえず有名だから」「なんとなく広く学べそう」という理由で選んでしまうと、目的とのミスマッチが生じやすい。したがって、通信制大学を選ぶ際には、自分の学習目的から逆算して選択することが最も重要である

たとえば、資格取得を明確な目標にしている場合は、対象資格に特化した大学を選ぶことが合理的である。教員免許の取得を念頭に置くのであれば、教育課程に重点を置いている星槎大学明星大学が適している。公認心理師のように心理・福祉系の資格を目指す場合は、東京福祉大学のように心理学や福祉学に専門性のある大学を選ぶべきである。これらの大学では、学びを進める過程で、関連資格(たとえば精神保健福祉士)の取得にもつながる履修設計がなされており、将来の進路の選択肢を広げやすい。

一方で、「有名大学の学位を取得すること」自体が目的である場合は、大学名の社会的認知度を重視した選択が妥当となる。この場合、早稲田大学慶應義塾大学といった通信課程が候補に挙がる。同じ有名大学であっても、通信課程の教育設計は全く異なる。早稲田大学は、オンデマンド型の動画講義が中心で、全科目がインターネットを通じて履修可能である。さらに、3・4年次には対話型のゼミが2年間必修とされており、学びの質と深度が求められる点が特徴だ。これに対して慶應義塾大学の通信教育課程は、従来型のテキスト学習が中心で、レポート提出と試験による単位取得という設計になっている。早稲田と慶応は学費体系にも大きな開きがある。特に早稲田大学は、4年間の学費が最低でも約450万円かかる。

また、特定の進路や資格取得ではなく、学問的教養を幅広く基礎から学び直したいという動機を持つ人には、放送大学産業能率大学大手前大学などの通信制大学が適している。これらの大学では、心理学、経済学、経営学、情報学など、多様な分野がバランスよく配置されており、初学者にも配慮された教材とカリキュラムが整備されている。特に放送大学は、公共性の高い教育リソースを活用しており、生涯学習や教養教育を重視する学習者に最適である。

したがって、通信制大学選びで最も重視すべきなのは、「何を学びたいのか」「どのような成果を得たいのか」という目的からの逆算的思考である。目的と教育設計が合致していない大学を選べば、履修の無駄が生じたり、卒業後に得たい成果が得られない可能性が高まる。通信制大学は選択肢の幅が広いからこそ、目的に応じた戦略的な選択が、満足度と成果を左右する鍵となる。

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